母親の手料理を知らずに育った私が、料理の創り出す「愛」の偉大さに気付いた日。

わたしの母は「料理をしない」というか「料理が出来なかった」ので、基本食事はスーパーのお惣菜や弁当、店屋物を頼んだり、またはコンビニ弁当だったりという感じの家庭で育ちました。

学生の頃、家庭科の先生に「お袋の味は何?」と聞かれ、「インスタントラーメンかな?」と答えたら、「それじゃー、お袋の味じゃなくて、袋の味じゃん」と、上手い事を言われました。

そのためか、大人になっても「食」に興味がなく、仕事で多忙な時や、めんどくさい場合は、「食べない」という選択をする日々。

(注:食事以外は普通の家庭です、たぶん。好きな物を買ってくれたり、ダンスを習わせてくれたりしたので。父親は料理をしたので、休みの日はカレーや炒め物を作ってくれました。)

(注2;その後ダンスを習っていた事務所の社長が私の家庭環境を知り、料理の作り方、手料理の温かさを教えてくれました。)

そんなこんなで、カンボジアに移住し、国際結婚をし、子どもを2人授かり、カンボジアのとある村でマイホームを建て、今に至っています。

村暮らしは良い意味の不憫さがある。テレビはないし、カフェもバイクで10分ぐらい行かないとない。あるのは家の前に広がる田んぼ。そして田んぼの中をアヒルや水牛が散歩中。

そんな光景を毎日見ながら、家で本を読んだり、スピリチュアルな事をしたり、裁縫したり、お菓子作りをする日々。

何も考えず、やりたい事を続けていたら気付いたことがある。

裁縫した洋服が完成したら、1人にしか完成品を渡せないけど、

ケーキやパンを作って完成したら、5~8人にシェアが出来るのね。

そんな小さな発見をし、迎えた長男の5歳の誕生日パーティー。

ケーキはチーズケーキにロールケーキにガトーショコラの3種類を用意。

ピザは子ども達用と大人用のマルゲリータ。オーブンの天板に合わせ四角い大きなピザ生地を作る。焼き上がったピザをカットすれば、一度に10人以上のお腹や心を満たす事が出来た。

「料理ってすごいな~」

そしてもう1つ。

我が家のお手伝いさんがカンボジアのスープカレーを作ってくれました。これがまー本当に美味しいの。招待した日本人全員が驚くほどの美味しさ!みんなどんどん食べてくれました。

パーティーの途中、お手伝いの彼女がお皿を片付けに来た時に、友人たちは「料理が美味しかった」と伝えたいけど、彼女はカンボジア語しか話せないから言語によるコミュニケーションはあまり出来ない。でも想いを伝えたいから、簡単なカンボジア語や日本語や英語やジェスチャーでコミュニケーションをとる友人達。

「あっ、料理が言葉の壁を超えた」

そしてそしてね。これはまだ型になってない愛だけど、

カンボジアの村生活では、ガスコンロはなく、薪でご飯や料理を作っている家がまだまだ多い。

オーブンなんて見た事もない。そんな素朴な人たちだから、家でピザやケーキを作れるなんて考えた事もないらしい。そんな中、「どうやらあそこに住むジャパニーズは、ケーキやパンを作れるすごいシェフらしい!」というトンデモな噂がチラホラ広がっているもよう。早速「教えて欲しい」という依頼が。カンボジア人にピザやケーキの作り方を教えちゃおうかな!? 我が家のお手伝いさんは、もうピザ作れます(笑)

料理。されど料理。

手料理が作る愛って、こんなにも大きくたくさんの人にシェア出来るんですね。人生38年目で初めて知りました。

長男のパーティが終わり、「楽しかった〜」とか「たくさん用意して頑張った〜」とかいう感情よりも、どこかなんか驚いたような、今まで触れてこなかった感情・愛情の種から芽が出たような、不思議な感覚がありました。

きっと多くの人が持っていて、とっくに花が開いているだろう手料理の愛の種、遅らばせながら芽が出て良かったね、私。

まだまだ知らない感情、持ったままの種、出てない芽があるのかな!?どんどん開花させてみようかな??

心の中で持っている種を開花させるために必要なのは、行動。

行動あるのみ♪♪

ナイスっ、ファイト!私!!

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